Blue Yonder（ブルーヨンダー）は3月30日、ホンダトレーディングのグループ会社であるHonda Trading Asia（HTAS）が、Blue Yonderの需要予測・計画、供給計画、在庫最適化ソリューションを導入すると発表した。
HTASは自動車の生産・組立ラインにおいて、顧客の要望に応じた部品・機器・染料・金型の供給や、自動車部品の生産ラインに必要な鉄・アルミ・プラスチック・樹脂などの原材料の調達にくわえ、通関業務、ジャストインタイムデリバリー業務、倉庫業務などの物流サービスも提供している。
同社では、自社のソリューションを使ってマニュアル作業をしていたため、コストを最適化し、混乱や変動の影響を最小限に抑えながら、需要・供給計画を改善し、適切な場所に適切な在庫を配置し、在庫切れを回避し、顧客サービスレベルを向上させるソリューションを必要としていた。
HTASは、Blue Yonderソリューションを導入することで、「在庫の動きを監視し、ユーザーの在庫切れや過剰在庫のリスクを特定」「購買と生産計画の両プロセスを自動化」「最新の在庫、発注書、作業指示書、輸送中、販売注文の状況を自動的にシステムに反映させ、正確な供給計画を作成」「リードタイム、キャパシティ、材料制約、稼働日/非稼働日など、実際の業務におけるさまざまな制約を数学的にモデル化」「さまざまなWhat-ifシナリオのシミュレーションをサポートし、通常であれば需要と供給の両方が大きく変動するような混乱した状況でも正確に計画を立案」「プランナーは、面倒な手作業から解放され、戦略の推進と成功指標の改善に集中」できるようになる。
Blue Yonderの需要予測・計画と供給計画のソリューションは、HTASのサプライチェーン計画業務の全体的かつ連結されたビューを提供する。HTASは、需要を充足するためのグローバルな目標のバランスをとり、資材の不均衡や不足の状況下で計画シナリオを共同で作成し、製造・流通ネットワークを通じて正確で迅速な意思決定を行い、在庫切れを最小限に抑え、在庫回転を最大化し、最終的に顧客体験を向上させることができるようになる。
また、Blue Yonderの在庫最適化ソリューションによって、HTASは在庫計画、戦略、実行を、サービス、生産、流通に関する戦略的な事業目標と整合させ、エンドツーエンドの相乗効果を生み出すことができるようになる。
