エフピコグループは3月31日、4月1日から同社グループの物流会社4社・製造会社14社における現場社員の給与水準について、平均10.7%の大幅な引き上げを決定したと発表した。
大幅改定の目的は、同社生産工場・物流センターにおける優秀な人材の確保並びに定着。併せて製造会社での休日日数の増加や、製造・物流会社での連続3日間の有給休暇(メモリアル休暇)取得の徹底、自動化設備の導入による省人・省力化や空調機器の設置など働きやすい職場環境整備のための投資を行い、さらなる社員の待遇改善も図っていく。
また、初任給についても、物流会社では大学卒について1万7000円引き上げ23万5500円(7.7%増加)、高校卒は1万8000円引き上げ、19万4300円(10.2%増加)とする。※金額は地域手当(関東地区)を含む。
同社は「昨今の物価上昇が続く中、社員の生活を守り、働きがいのある職場環境を提供することで、社員のエンゲージメントを高め、顧客に提供する製品・サービスの品質向上により、当社グループのさらなる成長に努めていく」としている。
■概要
<エフピコグループ 物流会社>
対象人数:正社員552人
年収増加率:一人平均8.78%増加
※定期昇給、ベースアップ、地域手当、賞与(見込み)を含む
<エフピコグループ 製造会社>
対象人数:正社員1720人
年収増加率:一人平均11.41%増加
商船三井/大洗~苫小牧航路のLNG燃料フェリーの命名・進水式