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商船三井/大洗~苫小牧航路のLNG燃料フェリーの命名・進水式

2024年09月05日/IT・機器

商船三井とグループの商船三井さんふらわあが、内海造船で建造中のLNG 燃料フェリーの命名・進水式が9月4日に広島県尾道市の内海造船 因島工場で行われた。

<「さんふらわあ ぴりか」の式典の様子>
20240905mol1 - 商船三井/大洗~苫小牧航路のLNG燃料フェリーの命名・進水式

式典で、ホクレン農業協同組合連合会 篠原 末治代表理事会長により「さんふらわあ ぴりか」と命名された。船名の由来は、北海道を中心とした日本列島北部に先住してきた偉大な先人である「アイヌ」への畏敬の念を示し、LNG燃料船という新時代の船をアイヌ語名とすることで、この船が伝統と未来を繋いでゆくことを表すとともに、就航地である「北海道」を連想することを意識した。「ピリカ」がもつ「美しい」「きれいだ」「豊かだ」といった意味から、地域や人を末永く結び、明るく美しい未来を照らし続ける存在となることを願い、命名したもの。

<商船三井さんふらわあの運航航路>
20240905mol2 - 商船三井/大洗~苫小牧航路のLNG燃料フェリーの命名・進水式

これにより、2023年から大阪~別府航路で就航中の「さんふらわあ くれない」「さんふらわあ むらさき」、および大洗~苫小牧航路の1番船として 2025年初頭に就航予定の本船姉妹船の「さんふらわあ かむい」と合わせ、2025年までに国内東西航路でLNG燃料フェリー4隻体制での運航を実現する。国内最大の航路網・運航隻数を誇り、物流・旅客の両面で安定したサービスを展開する。商船三井さんふらわあ全体としては、6航路でフェリー10隻、RORO船5隻を運航し、国内最大の航路網・運航隻数を誇り、物流・旅客の両面で安定したサービスを展開する。

なお、同じくLNGを燃料とする、商船三井グループの日本栄船のタグボート「いしん」が、本船進水時の曳船作業に従事した。同社は今すぐ実用可能な低炭素燃料の LNGを積極的に活用し、低・脱炭素社会実現に向けて世界をリードするとしている。

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