資源エネルギー庁が6月30日に発表した5月分の石油統計速報によると、原油輸入量は1184万kl(前年同月比13.9%増)と前年を上回った。
輸入先国は、量が多い順にサウジアラビア(483万kl、29.3%増)、アラブ首長国連邦(483万kl、0.6%増)、アメリカ合衆国(93万kl、180.5%増)、クウェート(67万kl、22.2%減)、カタール(31万kl、28.0%減)となっている。
中東依存度は90.5%で、前年同月に比べ4.8ポイント減と2か月連続で前年を下回った。
燃料油の生産は1006万kl(8.9%減)と12か月連続で前年を下回った。油種別にみると、B・C重油は前年同月を上回ったが、ガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、灯油、軽油、A重油は前年同月を下回った。
燃料油の在庫は986万kl(5.2%増)と3か月連続で前年を上回った。油種別にみると、ナフサ、ジェット燃料油、灯油、軽油、B・C重油は前年同月を上回ったが、ガソリンとA重油は前年同月を下回った。
石油統計速報/3月の原油輸入量5.4%増、中東依存度は96.9%