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福岡地所/環境に配慮したマルチ型物流施設、古賀市に竣工

2023年04月04日/物流施設

福岡地所は4月4日、福岡県古賀市に物流施設「ロジシティ古賀」が3月31日に竣工したと発表した。同社の物流施設「ロジシティ」としては、2020年9月に竣工した「ロジシティみなと香椎ノース」に続く2棟目の物件となる。同施設では屋根全体に太陽光パネルを設置し、148万kWh/年の発電量を見込んでおり、同施設内で昼間使用する電力の大部分を再生可能エネルギーでまかなう予定だ。

<「ロジシティ古賀」外観>
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<位置図>
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同施設は、福岡-北九州を結ぶ交通の要所に立地。同施設への道路距離は、九州自動車道「古賀IC」から約3.5km(車で約6分)・「福岡IC」から約15km(車で約16分)と、九州各地への輸送・配送に優れた立地だ。また「福岡空港」、「博多港」まで車で30分圏内と、陸路輸送だけではなく空路・海路輸送にも対応できる。

倉庫スペックは、1・2階及び3・4階の各2フロアを2分割することで計4区画の組合せにより、最小9917.34m2(約3000坪)から最大3万9669.36m2(約1万2800坪)まで、入居企業の用途に応じた柔軟な賃貸が可能。床荷重は1.5t/m2、梁下有効高5.5m、倉庫内柱間10.5mを確保した常温倉庫となっている。

1階から3階に上るランプウェイを設けており、1階及び3階の各トラックバースに接車可能。また、1区画につき荷物用エレベーター、垂直搬送機を各1基設置し、効率的な輸送を実現する。

<専用ラウンジ>
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さらに入居企業の従業員専用ラウンジ(休憩室)を設置。無人決済システムを採用した24時間稼働のコンビニエンスストアも導入予定だ。

環境対策としては、省エネ性能を向上させるため外装の高断熱化や、高効率照明器具(LED)などを採用。屋根全体に太陽光パネルを設置し、発電した電力のうち自家消費した電力を除く余剰電力を電力会社の送配電ネットワークを介して、同社が運営する天神ビジネスセンターへ供給(自己託送)する取り組みを2023年4月1日から開始した。また建築物省エネルギー性能表示制度「BELS」の最高ランク5つ星取得も予定している。

■施設概要
施設名:ロジシティ古賀
所在地:古賀市青柳町字新城105-36
敷地面積:2万3233m2(7028坪)
延床面積:4万9545m2(1万4987坪)
倉庫賃貸面積:4万3812m2(1万3253坪)
構造/階数:SRC造・S造/4階建
着工:2022年1月26日
竣工:2023年3月31日
倉庫タイプ:常温マルチテナント型
設計・施工:竹中工務店

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