日本郵政および日本郵便は4月20日、モノの循環の仕組みをつくる環境ベンチャー企業・ECOMMITと共創し、衣類等を対象とした不用品回収・配送サービスを開始すると発表した。対象郵便局は渋谷・流山の2か所からスタートする。
同サービスは、日本郵政グループの中期経営計画「JP ビジョン2025」で掲げる顧客と地域を支える「共創プラットフォーム」実現のへ一環。対象となる郵便局に、ECOMMIT」の不要品回収ステーション「PASSTO」を設置して不要品回収を行い、ECOMMITがリユース品として再流通させるほか、衣類に関しては関連企業を通じてリサイクルする。
今後、実施状況を踏まえて「PASSTO」の設置郵便局を順次拡大していく予定で、全国の郵便局をハブにした循環型モデルの形成を目指す。
<「PASSTO」イメージ>
「PASSTO」は、「PASS TO」を短縮した造語。「次の人に渡す、未来に渡す」を意味している。回収できるものは、衣類、帽子、ベルト、バッグ。肌着や靴下、着物、ユニフォーム、学校制服、靴類のほか、破れやシミ、過度な毛玉のある服や、ゆうパックで配送できないものは回収できない。
同取り組みは、これからの日本郵政グループの変革を目指す組織「JP未来戦略ラボ」の新サービスとして、日本郵政グループ以外の企業などと共創し、郵便局の価値向上を目指すもの。
今回は、「不要品をごみとして処分するのはもったいない」という顧客の声を踏まえ、身近に存在する郵便局が、廃棄されてしまう衣類などの減少に向け、顧客や地域企業のご協力を賜りながら循環型モデルの形成に挑戦する。これにより環境負荷を低減するエコなライフスタイルを支援する考えだ。
■対象郵便局
渋谷郵便局:東京都渋谷区渋谷 1-12-13
平日 9時~21時、土・日・休日 9時~18時
流山郵便局:千葉県流山市西初石 4-1423-1
平日 9時~19時、土 9時~15時
※ 日曜・休日は営業していない
国交省/6月の鉄道貨物数量8.1%減、貨物トンキロ2.8%減