両備ホールディングスの物流部門を担う両備トランスポートカンパニーは11月1日、トラック常務担当社員や整備職が着るユニフォームを10年ぶりに全面リニューアルし、全国45事業所・約900人が新ユニフォームで業務をスタートした。
新ユニフォームのメインカラーはグレーで、オールシーズン対応。清潔感とスタイリッシュさを両立させた。胸のロゴ「ゴールドR」は、強くしなやかなレジリエンスとリワーディング(やりがい)を示す。
実用面では、帯電防止と吸汗速乾を採用し作業の安全性と快適性を高め、着用可能な業務の幅を拡大した。役目を終えたら回収し、リサイクル素材として再生する環境配慮もしている。
両備トランスポートによると、ユニフォーム刷新はブランド改革の第2弾。まず2023年6月、新トラックデザイン「ゴールドR」で業界のイメージを変えることから始めた。
さらに、2022年に掲げた経営方針が目指す「運送会社から物流企業へ」のもと、輸送にとどまらない新たな付加価値を提供できる事業体になろうと、全国の拠点から社員13人が集まった。運転席に長く座ったり、荷物の仕分けをしたりする中で感じていた小さな不便などを出し合い、2年にわたる議論と試作を経て新ユニフォームを完成させた。
「現場で働く自分たちが主役」という思いを込めた、「動きやすく、誇りを持って着られるユニフォーム」として、社員からは「子供が『かっこいいお母さん』と言ってくれて『もっと頑張ろう』と思えた」「軽くて動きやすい。制服に着られる感覚がなくなった」などの声が上がっているという。
両備トランスポート/物流の魅力や企業理念伝える新たなテレビCMを放送開始



