杉村倉庫が4月28日に発表した2023年3月期決算によると、売上高105億5300万円(前年同期比3.6%増)、営業利益10億5200万円(10.5%減)、経常利益10億3700万円(9.2%減)、親会社に帰属する当期利益7億1600万円(10.4%減)となった。
物流事業セグメントでは、倉庫業務は、前期1月に江東営業所を開設したことや新規及び既存の顧客の取扱物量の増加などにより、前連結会計年度に比べ、保管料や荷役荷捌料収入が増加した。運送業務は、前連結会計年度は低調だった配送の取扱が回復を見せた。
その結果、外部顧客に対する売上高は89億700万円となり、前連結会計年度に比べ3億7100万円(4.3%増)となった。しかし、営業原価で倉庫賃借料や動力光熱費などが増加し、販売費及び一般管理費で基幹システムの償却費などが増加したことにより、営業利益は5億9800万円となり、前連結会計年度に比べ5000万円(7.7%)の減益となった。
次期は、売上高109億円(3.3%増)、営業利益11億9000万円(13.1%増)、経常利益11億7000万円(12.7%増)、親会社に帰属する当期利益8億円(11.6%増)を見込んでいる。
杉村倉庫 決算/4~6月の売上高1.8%増、営業利益4.9%増