杉村倉庫が4月30日に発表した2025年3月期決算によると、売上高112億3500万円(前年同期比3.5%増)、営業利益13億6600万円(5.7%増)、経常利益13億7900万円(6.5%増)、親会社に帰属する当期純利益9億1700万円(6.2%増)となった。
セグメント別に見ると、物流事業の倉庫業務は、一昨年5月に開始した首都圏の営業所内での新規貨物の収益が寄与したことや、食品の取り扱いが増加したことなどにより、前年度に比べ荷役荷捌料や運送料の収入が増加。また運送業務では、移転作業の取り扱いやリネン配送などが増加した。
その結果、外部顧客に対する売上高は95億9100万円となり、前年度に比べ3億7800万円(4.1%)の増収となった。
営業原価で人件費が増加したが、前年度に比べ減価償却費などは減少し、セグメント利益は10億4100万円(21.1%増)だった。
次期は、売上高112億円(0.3%減)、営業利益13億3000万円(2.7%減)、経常利益13億5000万円(2.1%減)、親会社に帰属する当期純利益9億1000万円(0.8%減)を見込んでいる。
杉村倉庫 決算/4~12月の売上高3.6%増、営業利益9.0%増