矢崎エナジーシステムとNEC通信システムは5月19日、戦略的パートナーシップ契約を締結し、物流領域の効率化とカーボンニュートラルの実現に向けた新たなソリューション開発やサービス提供を目指し、協業を開始したと発表した。
矢崎エナジーシステムは、トラックなど商用車向けデジタルタコグラフやドライブレコーダーのトップシェアメーカーとして、運輸業界の運行管理や動態管理、勤怠管理を通して運行や車両の可視化に挑戦してきた。
また、NEC通信システムは、モビリティや産業DXを通じたソリューション事業を推進する中で、3Dセンサーを活用した「NEC3次元積載量可視化ソフトウェア」の開発に成功している。
今回、両社の持つ技術やサービスを連携させることで、まずは物流（貨物）の積載状況の実態を可視化・把握することから開始し、最終的には効率化を実現するためのシステムやサービスの構築につなげることを目指す。
＜NEC3次元積載量可視化ソフトウェアのイメージ図＞
具体的には、2023年度から両社で倉庫業界に対して「NEC3次元積載量可視化ソフトウェア」の提供を進めていき、2025年に向けて矢崎製デジタルタコグラフと「NEC3次元積載量可視化ソフトウェア」の連動サービスの市場投入を目指す。
