トヨタ自動車は5月25日、排出ガス防止装置の不具合でハイエースなど2車種のリコールを国土交通省に届け出た。
排出ガス防止装置の尿素SCRシステムで、尿素水配管のヒータ用配線の加工と固定が不適切なため、走行時の振動等で同配線が断線することがある。そのため、警告灯が点灯して、尿素SCRシステムが停止し、排出ガスが基準値を満足しなくなるおそれがある。
同不具合は市場からの情報によって発見されたもの。不具合件数は20件で、事故は発生していない。
リコール対象は、トヨタ「ハイエース」とマツダ「ボンゴブローニイバン」の計11型式3万9010台。
また、交換修理用部品として出荷し、組付けられた可能性がある車両が特定できたものとして、トヨタ「ハイエース」と「レジアスエース」の計4型式14台のほか、交換修理用部品として出荷し、組付けられた可能性がある車両が特定できないものとして計81個のヒータ配線付き尿素水配管があるとしている。
■型式等は下記URLを参照
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001611233.pdf