漢方薬を中心とした一般用医薬品と医療用医薬品を販売するクラシエ薬品は5月30日、中国で2つ目の工場を中国山東省威海市に建設したと発表した。同工場は、漢方薬の原料となる生薬の刻み工程と原薬であるエキス粉末の製造工程を有し、生薬保管倉庫も併設する。
同工場は、漢方薬の原料となる生薬の刻み工程と原薬であるエキス粉末の製造工程を有し、生薬保管倉庫も併設している。同社は現在、中国山東省青島市と大阪府高槻市の工場でエキス粉末の製造を行い、富山県高岡市の工場で細粒剤や錠剤などの製剤化と最終製品の包装を行っている。今後の医療用漢方薬並びに一般用漢方薬の国内需要拡大を見越し、中国においてエキス粉末の製造プラントを増設し、漢方薬の供給体制を増強することとした。
■施設概要
会社名:威海華鐘製薬有限公司
所在地:中華人民共和国山東省威海市臨港経済技術開発区江蘇東路499号
敷地面積:6万6517m2、延床面積:2万8705m2、建築面積:8090m2
生産能力:エキス粉末最大400トン(年間)
生薬保管能力:約3200トン
生産品目:葛根湯エキス粉末、人参養栄湯エキス粉末、補中益気湯エキス粉末等
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