フェデックス エクスプレスは6月2日、インドとその周辺に多く存在する有望なスタートアップ企業の育成とスマートロジスティクスの構築を目指す投資・共創プログラム「フェデックス イノベーション ラボ（FIL）」を設立したと発表した。
FILでは、出資とフェデックスのネットワーク、リソース、グローバルな顧客基盤の提供によって、スタートアップ企業の業務上の実行力強化と、サービスの市場投入までのスピードの短縮を支援する。
FILでは、第1号の投資先としてMad Street Den社への出資を実行済み。同社は、法人向けAIソリューションを手がけており、同社の製品は小業、ヘルスケア、金融、メディア・エンターテインメント、教育などのさまざまな業界で活用されている。
フェデックス エクスプレスはインドについて、グローバル・イノベーション・インデックスによるランキングが上昇している点や、成長段階のデジタルロジスティクス企業が多く存在し、その繋がりからフェデックスがパートナー企業の有意義なポートフォリオを構築できる点などから、FILにとって重要な市場であると認識。また、インド周辺の広域も技術革新やパートナップの機会に満ちているため、今後もFILではスマートロジスティクスの実現に向けてさらなる共創先を模索していくとしている。
