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鈴与/ラピュタのピッキングアシストロボットを本格稼働

2023年06月22日/IT・機器

鈴与は6月22日、ラピュタロボティクスの協働型自律走行運送ロボット「ラピュタPA-AMR」を物流センターに導入し、本格稼働を開始したと発表した。

<鈴与の物流センターで稼働する「ラピュタPA-AMR」>
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鈴与は、物流業界の労働力不足に対してロボットと人が協働作業を行うことで、ピッキング作業の生産性向上と、作業者のスキルに依存しない高い生産性を確保し、安定した作業品質の提供を模索している。同ロボットはこの取り組みの一環として導入したもの。

同ロボットを導入した現場では、作業者が「(1)AMRは、複数台のロボットと連携しながら最適なルートを計算し、商品棚まで自律移動」「(2)作業員は、手ぶらでAMRの場所まで移動し、商品を棚からピックしてAMRに積載」「(3)作業員は、AMRに表示される次のピッキング場所へ移動」「(4)AMRは、次のピッキング場所に自律移動し、次の作業員へ指示」の流れでAMRの指示に従い移動・ピックを行うことにより、効率的なピッキング順を理解していなくても正確に、 最適な順路でピッキング作業を行うことができる。

この物流センターでは、同ロボットの導入によって、作業者の熟練度によって変動するピッキング作業を標準化し、作業者のレベルに依存せず高い生産性を維持できるようになったほか、運搬作業がなくなり、かつ効率的に移動することで、従来使用していた台車の押す/止める作業による肉体的疲労が低減した。

また、作業者はロボットのナビゲーションに従って作業を進めるため、最低限の現場知識があればオペレーションが可能になり、教育期間を短縮することができた。

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