富士ロジテックホールディングスは6月21日、日本GLPが神奈川県相模原市で5月末に竣工した「GLP ALFALINK相模原2」内に、新拠点を開設したと発表した。
新拠点は「GLP ALFALINK相模原2」4階の1万1481m2を賃借して開設した。高床式フロアで、コンテナからの荷下ろし作業(デバンニング)が多い家具など大型商材の保管や受発送業務に適した拠点で、すでに家具を中心に取り扱うEC事業者の利用が決定しており、年間の約3億6000万円の売り上げを見込んでいる。
同社の神奈川地区でのEC向け事業は、アパレル関連を中心に売上高2.5億円と前年比78%増で成長しており、家具などの大型商材の取り扱いも前年比30%増と堅調なため、より幅広い商材を取り扱える体制を整えることで多様なニーズを取り込む狙い。
新拠点では、「GLP ALFALINK相模原」内にある佐川急便と西濃運輸のターミナル機能を用いたBtoB、BtoC双方の効率的な集荷・配送が可能。
また、「GLP ALFALINK相模原2」内の富士ロジテックホールディングスが入居するフロアの一画に設置された、営業時間外でも無人で荷物の受け取りや出荷ができる「置き配バース」を使用して、配送業者の荷待ち時間削減や、同拠点で働く従業員の残業時間低減などにつなげる。
このほか、広域な1フロア拠点でのパレット搬送をロボットにより自動化し、フォークリフトやピッキング作業者のパレット搬送業務を効率化している。
■神奈川事業部 ALFALINK相模原第2物流センター
所在地:神奈川県相模原市中央区田名3532-15(GLP ALFALINK相模原2)
床面積:1万1481m2
構造:PCaPC造/免震構造
サービス開始:2023年6月22日
主な仕様:高床1.0m、オールシャッター化、置き配バース、トラック待機場75台など
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