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日本GLP/旗艦ファンドのJIFが国内外投資家から4530億円調達

2023年06月26日/物流施設

日本GLPは6月26日、GLP Capital Partners Limitedが、物流施設に特化したオープンエンド型コア戦略の旗艦ファンドである Japan Income Fund(JIF)の資金調達額が約4530億円(32億米ドル)に達したと発表した。

<左からLEED ゴールド取得の「GLP ALFALINK 流山 8、物流施設で日本初の LEED プラチナ認証取得のGLP 三郷Ⅲ>
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これは、国内不動産会社からの大型コミットメントを含む150億円(1億600万米ドル)の新規資金調達を含んでいる。

JIFは、日本国内の高品質で収益性の高い物流施設に特化した私募ファンドで、運用資産は7000億円(約50億米ドル)を超えており、日本のオープンエンド型私募物流ファンドでは最大規模。国内外の年金基金、政府系ファンド、保険会社、その他の機関投資家を含む60以上の多様な投資家からの資金を運用している。

JIFは 2020年の設立以来、長期保有を前提とした高品質な先進的物流施設のポートフォリオを構築することに注力してきた。2023年3月31日現在、JIFのポートフォリオは22物件で構成され、合計総延床面積は200万m2、稼働率は99%。平均築年数は4.5年、WALE(加重平均残存賃貸借期間)は5.2年で、「GLP三郷Ⅲ」、「GLP ALFALINK 流山 1・2・3・8」などのGLP開発物件で構成されてい
る。

JIFのポートフォリオ拡大における重要なハイライトの1つは、今年に入っての「GLP 八千代Ⅳ(千葉県八千代市、4 階建て)」取得が挙げられる。この取得は、2025年には運用資産残高1兆円(~72億ドル)を目指すというJIFの中期目標の一環であり、GLPが開発するパイプラインを活用した成長を実現できていることを示すもの。

GLPキャピタルパートナーズの日本の帖佐 義之プレジデントは「日本の物流施設マーケットは、ECの成長や3PLに対するニーズの高まり、市場における先進的な物流施設の不足などから、堅調な需要をもとに市場の追い風を受け続けている。JIFとGLP投資法人の最近の増資の成功は、私たちの日本での投資活動に対する投資家の方々から評価いただいたものと考えている」と述べている。

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