商工中金(釧路営業所)は10月20日、北海道釧路市の泉車輛輸送にサステナブル経営に必要な資金として4億円を融資したと発表した。
泉車輛輸送は、普通自動車やトラック、バス等の車輌輸送事業を手掛けている。北海道や本州に15か所の事業拠点を有し、自動車メーカーやレンタカー会社等からの多様な輸送ニーズに柔軟に対応。
今回同社は、高燃費車への代替促進や自然災害等の発生も踏まえた事業継続計画の策定等の取組みを通じて、一層の成長を図るため、サステナビリティに関する KPIを設定。環境経営を通じて、経営の持続可能性を高め、経済的価値の向上のみならず、社会的価値の向上や働き手の幸せを実現していくとしている。
なお、融資は、ポジティブ・インパクト・ファイナンスを適用。ポジティブ・インパクト・ファイナンスとは、企業活動が環境・社会・経済に対して与えるインパクト(ポジティブな影響・ネガティブな影響)の包括的な分析・評価、サステナビリティに関する目標設定とモニタリング、及び資金供給を通じ、企業の「社会的価値」「働き手の幸せ」「経済的価値」を総合的かつ持続的に高めていくことを企図した「伴走支援型融資」。
■泉車輛輸送の概要
所在地:北海道釧路市鳥取南6-2-22
業種:一般貨物自動車運送業
資本金:2000万円
従業員数:155名(2025年6月時点)
創業:1964年6月
商工中金/車両・採算管理サービス提供で取引条件を適正化し賃上げを後押し