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イオンネクスト/新ネットスーパーの物流DX拠点が千葉で稼働

2023年07月10日/物流施設

イオンネクストは7月10日、最先端のAI及びロボティクス機能を導入した同社初の顧客フルフィルメントセンター(以下、CFC)となる「誉田(ホンダ) CFC」を千葉県千葉市に開設、同日、オンラインマーケット事業「Green Beans(グリーンビーンズ)」を本格稼働したと発表した。

<誉田 CFC(顧客フルフィルメントセンター)外観(イオンネクスト提供)>
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同センターは、同社が展開する次世代型ネットスーパー「Green Beans」の中心的なと施設となる。最新のAIとロボットを駆使した最先端の大型自動倉庫で地上3階建て、延床面積は5.1万m2。精微な宅配システムにより、幅広い品ぞろえの新鮮な食料品や日用品をタイムリーな配送を実現する。

<最先端の大型自動倉庫>
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<ロボットが稼働している様子(イオンネクスト提供)>
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「Green Beans」では4月から会員を募集しており、スタート時の会員登録者数は約1万人。主な取扱品目は生鮮、ミールキット、冷凍食品、大容量パック、イオンのPB「トップバリュ」、日本各地の名産品、輸入食材、ベビー用品、医薬品(1~3類)、ペット用品など現在は約2万2000品目。2024年2月約4万品目、1年をめどに約5万品目に拡大する。

<冷凍食品も配送(イオンネクスト提供)>
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<ピッキングステーション(イオンネクスト提供)>
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サービス提供エリアは東京都(11区)、千葉県(6 区/6市)、神奈川県(7区)へ段階的に開始し、1年を目処に東京23 区全域へ配送を拡大する計画としている。

同社は現在、東京・平和島、川崎・高津に中継拠点を持ち、今年度中にさらに2つ増やす計画で、将来的には誉田CFCをハブに、12~13の中継拠点を設け、きめ細かな配送を実現する。

<配送用の3.5トン車(トヨタ)>
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物流の2024年問題対策として、トラックは普通運転免許で運転できる3.5トン車(トヨタ)を現在60台導入した。今後、誉田CFCで約200台、都内など中継拠点で約400台規模とする計画だ。

さらに今後、2026年の東京都八王子市に2棟目のCFCを開設、5年後を目途に埼玉県にCFCを開設し、関東圏のサービスエリア拡大を図るとしている。

■施設概要
名前:誉田フルフィルメントセンター(CFC)
住所:千葉県千葉市緑区誉田町 ネクストコア千葉誉田区画内
敷地面積:7万2634.04m2
建築面積:3万3612.71m2
延べ面積 :5万1584.20m2
構造: 地上3階建て
従業員数: 約700名
取り扱い数: 約5万品目
配送エリア: 千葉県、東京都 (一部エリア)

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