LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





横浜ゴム/ソリッド防舷材の製品ポートフォリオを拡大

2023年07月28日/物流施設

横浜ゴムは7月27日、長年の販売実績を持つ空気式防舷材に加え、港湾の係留施設に設置されるV型ソリッド防舷材を製品ラインアップに加えたと発表した。

<岸壁に設置したV型ソリッドフェンダー>
20230728yokohama1 520x346 - 横浜ゴム/ソリッド防舷材の製品ポートフォリオを拡大

<岸壁に設置したV型ソリッドフェンダー全体像>
2023072717mb001 5 - 横浜ゴム/ソリッド防舷材の製品ポートフォリオを拡大

今後も段階的にソリッド防舷材のラインアップを拡大し、防舷材の総合メーカーを目指す。

防舷材は船体と岸壁を接岸や接舷の衝撃から保護する緩衝材であり、港湾の係留施設では岸壁と船、洋上の荷役では船体の間に設置される。空気式は内包した空気弾性、ソリッド式はゴム弾性により衝撃を吸収する。

今回製品ラインアップに加えることとなったソリッド防舷材は、防舷材需要の約8割にのぼる。横浜ゴムは1958年に世界で初めて2船体洋上接舷に用いられる空気式防舷材を開発して以来、洋上の過酷な環境で使用され性能要件が高い空気式に注力してきたが、今後はこれまで培ったブランド・技術力を武器に防舷材の主要市場であるソリッド防舷材市場に参入し、さらなる収益基盤の強化を図る。

新たに販売するのは、港湾で幅広く用いられるベーシックモデル。販売にあたり港湾空港総合技術センター(SCOPE)の認証を取得している。港湾の荷役施設向けでは将来的にソリッド式の中でもより高性能な受衝板付モデルの展開を計画している。これにより、現在販売しているトップエンドモデルとなる空気式防舷材「ABF-P」と合わせて総合的な製品ポートフォリオを構築し、オンショア市場全体のシェアを拡大していくとしている。

関連記事

物流施設に関する最新ニュース

最新ニュース