日鉄物産システム建築は8月1日、自社開発のシステム建築により倉庫、工場などの工期を従来の25%短縮、今年4月から発売している規格進化型システム建築「NEO (ネオ) 」シリーズの棟数実績が前年比159%と順調に推移したと発表した。
同社は、システム建築の専業メーカー。システム建築とは、ソフト面とハード面の両面をシステム化し、現場施工の省力化を実現する工法で、「低コスト・短工期・高品質」が特徴だ。現在、現在「TiO(ティオ)」「TREO(トレオ)」「NEO(ネオ)」の3シリーズを販売しており、同シリーズの合計実績は年間200棟・累計4500棟を超えているという。
「NEO」シリーズは、規格性と自由性が高く、建物の構造のバリエーションが豊富なのことも特徴。システム建築では平屋が一般的だが、「NEO」は2階建ての建設も可能。また、床荷重も1m2当たり1.5トンまで対応でき、2階に重量物を置く倉庫や工場にも導入しやすい。
<「TiO」「NEO」「NEO-Grid」「TREO」の詳細>
さらに同シリーズは、システム建築での対応範囲(基礎・鉄骨・屋根・外装)で約25%の工期短縮可能となっており、建設業界の働き方改革、所謂2024年問題解決への貢献も期待されている。