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福山通運/4~6月の売上高2.0%減、営業利益36.4%減

2023年08月10日/決算

福山通運が8月10日に発表した2024年3月期第1四半期決算によると、売上高716億8500万円(前年同期比2.0%減)、営業利益42億8800万円(36.4%減)、経常利益50億7700万円(30.9%減)、親会社に帰属する四半期純利益33億8100万円(31.5%減)となった。

運送事業の売上高は620億5400万円(2.1%減)、営業利益は39億6300万円(36.8%減)だった。同事業では、輸送ルートの最適化を目的とした取扱貨物情報のデジタル分析やダブル連結トラックの積極的な導入などによる幹線輸送の効率化と自社配送エリアの見直しによる翌日配達エリアの拡大を進め、輸送品質の向上とサービスの拡充に努めたが、商品価格の上昇など消費活動の下押し要因などもあり、貨物輸送量は低調に推移した。

流通加工事業の売上高は53億2400万円(2.7%増)、営業利益は8億1300万円(6.2%減)となった。同事業では、拡充している施設を活用した複合一貫輸送サービスの提供を中心とした積極的な営業と稼働率の向上による売上の拡大に努めるとともに、外注人件費の単価や光熱費の上昇などのコスト増加に対応した単価改定を行い、利益の確保に取り組んだ。

国際事業の売上高は26億5500万円(15.4%減)、営業利益は1億4100万円(27.7%減)となった。同事業では、コンテナ不足を起因とした国際物流の混乱が正常化したことに伴い、高騰していた海上運賃も下落傾向となり、売上高は低調に推移した。

通期は、売上高2956億円(0.8%増)、営業利益193億円(9.7%減)、経常利益210億円(8.6%減)、親会社に帰属する当期純利益139億円(33.1%減)を見込んでいる。

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