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イトーキ/2024年問題対応へ、首都圏に2つの物流拠点を開設

2023年08月16日/物流施設

イトーキは8月16日、物流拠点「イトーキ東京テクノパーク」(埼玉県川口市)を移転し、新たな物流拠点として「イトーキ東京ロジスティクスセンター」(同県草加市)を2023年8月16日、「イトーキ東京BASE」(東京都江東区)を同年11月1日に開設すると発表した。

<イトーキ東京ロジスティクスセンター>
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<イトーキ東京BASE>
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「イトーキ東京テクノパーク」は首都圏および東日本への配送を担う物流拠点として2004年に開設し、約20年にわたり稼働を続けてきた。今回、物流の「2024年問題」が喫緊の課題として迫る中、「イトーキ東京テクノパーク」の機能を「イトーキ東京ロジスティクスセンター」と「イトーキ東京BASE」に分散し、首都圏への供給網を再構築する。これにより「イトーキ東京テクノパーク」でのトラック稼働率と比較して130%の配送効率の実現を目指す。さらに、効率的かつ快適なオフィス空間をデザインすることで、ワーカーの働く環境をサポートする。

同社は、開設する2拠点のうち一方を東京都内に構えることで、配送時間の短縮と首都圏への配送効率の最大化を図る。また、人口の多い東京に拠点を構えることで人材不足にも対応する。トラック輸送から貨物輸送へ、環境へ配慮した輸送も進めていく考えだ。

さらに、両拠点には商品の入荷から出荷までを管理する倉庫管理システムや、トラックの入荷時間等を管理するバース管理システムを導入。「イトーキ東京ロジスティクスセンター」にはパレットラックを多く採用し、上り下り専用のダブルランプウェイによる構内の混雑緩和、雨天作業可能な屋根を構えた中央ランプにより、倉庫稼働率の向上と車両待機時間の削減による効率的な運用を目指す。

<施設内観>
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「イトーキ東京ロジスティクスセンター」のコンセプトは「Connecting & Communication」。1つの空間をグループアドレスを採用して緩やかにエリア分けしつつ、空間全体を横断するように広めの通路を設けることでワーカーの移動と出会いを促進。さらに、中央エリアにコミュニケーションの場となる共用のミーティングスペースを設置することで、部門間および社内外の関係性を構築しやすいレイアウトととした。また、11月に開設する「イトーキ東京BASE」でも、同社社員および関係会社社員がともに快適に働ける事務所を設ける予定だ。

移転した土地は大雨・洪水リスクの少ない平地で、建物には横揺れに強い免震構造が採用されている。また、停電時には自動的に電力供給が開始され、3日間(稼働8時間)の最低電力を維持することが可能など、災害発生時のリスクを最小限に留めることができる。

■施設概要
<イトーキ東京ロジスティクスセンター>
所在地:埼玉県草加市柿木町字宝1352-2 プロロジスパーク草加 4階北側
開設日:2023年8月16日
賃借部分面積:1万6751m2(約5000坪)
倉庫面積:1万6237m2(約4900坪)
事務所面積:514m2(約155坪)
建物名称:プロロジスパーク草加
建物構造:鉄骨造(免震構造)・地上4階建て
主な機能:免震構造、非常用発電、全館LED、共有アメニティスペース有、ダブルランプウェイ、各フロアへ車両直接乗り入れ可、施設内駐車場
床荷重:1.5トン/m2
倉庫天井高:5.5m

<イトーキ東京BASE>
所在地:東京都江東区新砂2丁目4番地17号 Tokyo C-NX 北棟2階
開設日:2023年11月1日
賃借部分面積:8354m2(約2527.5坪)
倉庫面積:6456m2(1953坪)+専用バース1100m2(333坪)
事務所面積:431m2(131.5坪)+専用廊下・トイレ367m2(111坪)
配送エリア:東京都千代田区、港区、中央区を中心として江東区、江戸川区、品川区、大田区、神奈川県全域
建物名称:日本通運 Tokyo C-NX
建物構造:鉄筋コンクリート造(免震構造)・地上6階建て
主な機能:免震構造、非常用発電、全館LED、共有アメニティスペース有、特別高圧受電設備、インタンク、ダブルランプウェイ、各フロアへ車両直接乗り入れ可、施設内駐車場
床荷重:1.5トン/m2(約5トン/坪)
倉庫天井高/5.5m

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