サンスターグループは8月29日、プラネットが提供する「ロジスティクスEDI」を活用し、卸売業に対してAdvanced Shipping Notice(ASN)の配信を開始したと発表した。
今後、順次、配信先の拡大を進めていくとしている。
ASNを卸売業に配信することで、紙伝票の電子化(伝票レス)や、納品時の検品作業の簡素化が進み、荷受け作業の時間が短縮できることで、物流における労働生産性の向上と物流資源の効率化が実現する。
また、ASNを始めとする個々の物流取引情報がデジタルデータ化されることにより、サプライチェーン全体の輸配送や在庫の最適化、紙伝票廃止による伝票レスなどを通し、物流全体の最適化によるCO2削減を強く推し進める。
ASN導入によるメリットの一つが伝票電子化によるペーパーレス化。「メーカーより納品伝票情報をASNのデータで卸売業に配信」、「入荷商品の受領後、卸売業より入荷検収データをロジスティクスEDI経由でメーカーに配信」、「メーカー・卸売業とも紙伝票の処理作業、保管、廃棄等が省略され業務効率化」、「メーカー・卸売業ともに使用・保管後の紙伝票廃棄に伴うCO2削減」が図れる。
また、メーカー・卸売業間における納品時の検品レス化も大きなメリットだ。「ASNをロジスティクスEDI経由で配信」、「卸売業は事前に入手した納品明細情報に基づき入庫・格納作業を実施」、「卸売業では入荷商品の検品作業を簡素化(省略)し、納品車両(ドライバー)のスループットタイムを短縮」を実現する。
サンスターは今後も、日用品卸流通業界全体として、卸売業、物流事業者と連携し、物流効率化を推進していくとしている。
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