商船三井は9月6日、澤山商会マリンと外国人人材紹介のジョイントベンチャーを設立したと発表した。
新会社では、地域に根差した澤山グループのネットワークを活用し、長崎県を中心とする九州地域で5年間に約200人の外国人人材紹介を目指す。
澤山マリンの所属する澤山グループは船舶給水や船舶備品の販売業務を起源とする歴史のある企業で、現在は船舶代理店業を始めとするさまざまな事業を展開している。
商船三井は、外国人船員育成で長年培った経験と知見を生かし、外国人人材の新規採用や採用拡大を検討している企業に対し、幅広い業種の人材の育成と紹介を行う外国人人材コンサルティング事業を展開しており、澤山マリンとともに、近年は外国人人材事業の領域で長崎県企業への外国人人材紹介や、長崎県庁で100人規模の外国人人材活用に関するセミナー開催等の活動を行っている。
昨今、九州はシリコンアイランドとして半導体工場の進出が進み、周辺の製造業やサービス業の発展も予想され、今後ますますの国際化、経済エリアとしての拡大が期待される同エリアで人材確保は重要となる。
商船三井は、長崎県でのネットワークに強みのある澤山マリンとのJV設立によって、九州域の製造・観光・建設等の分野を中心に事業規模の発展と拡大を目指す。
■SAWAYAMA＆MOL
所在地：長崎市出島町3-10
事業内容：外国人人材紹介事業（有料職業紹介事業）、新規分野の事業開拓
設立：2023年8月1日
