使いやすく競争力のあるコンテナターミナルの実現に向けて、国土交通省・横浜川崎国際港湾・阪神国際港湾が連携し9月22日、初の試みとして、国際コンテナ戦略港湾(京浜港、阪神港)における積替実証輸送の参加者を公募により実施する。
新型コロナの影響による世界的な国際海上コンテナ物流の混乱下では、海外港湾での貨物の滞留等により、海外港湾を経由した積替輸送のリードタイムが大幅に増加するなど、我が国輸出企業のサプライチェーンに影響を及ぼす事態が発生した。
こうした経験等も踏まえ、国交省などでは、日本発着の国際基幹航路を維持・拡大し、我が国産業のサプライチェーンを強靭化するため、国際コンテナ戦略港湾において、国際基幹航路とこれに接続するフィーダー航路の円滑な積替機能を確保し、競争力のあるコンテナターミナルの実現に取り組むこととしている。
同実証では、京浜港、阪神港において、コンテナ貨物の積替輸送に協力する荷主企業等を公募し、コンテナターミナルにおける積替実証輸送を行うことで、積替円滑化に向けた課題等を把握、改善策の検討を行う。
公募期間は、2023年9月22日~同年12月15日(参加者は順次選定予定)。
対象事業者は、荷主企業、フォワーダー等。公募要項及び提出書類等は国交省HPを参照。
また、同実証への応募を検討している事業者を対象に10月2日に説明会を開催する(申込みは9月28日18時まで)。なお、応募に際して説明会への参加は必須ではない。
■国際コンテナ戦略港湾における積替実証輸送の参加者を公募(国交省)
https://www.mlit.go.jp/report/press/port02_hh_000191.html