RENATUS ROBOTICS（レナトスロボティクス）は9月25日、米国カリフォルニア大学バークレー校発の世界的なスタートアップ アクセラレータ プログラム「Berkeley SkyDeck」に採択されたと発表した。
RENATUS ROBOTICSは、超高効率の自動倉庫システム「RENATUS」を開発・提供および3PL事業を展開するスタートアップ。米国法人及び、その100%子会社に当たる日本法人の2法人で事業を展開している。
同プログラムは、日本貿易振興機構（ジェトロ）が内閣府や経済産業省とともに展開する「グローバル・スタートアップ・アクセラレーションプログラム（GSAP）」のDeep Tech (IoT／Robotics/Mobility and others）コース。同社は今後、約12週間のプログラムを通じて、ユニコーン・Nasdaq上場に向けた米国での事業展開・資金調達を加速させる考えだ。
＜最先端の自動倉庫システム「RENATUS」＞
＜RENATUS SHUTTLE＞
同社が手掛ける「RENATUS」は、縦横に自在に移動する高速シャトルと独自のアルゴリズムを組み合わせた最先端の自動倉庫システム。世界最高速クラスの速度で荷物を搬送する「RENATUS SHUTTLE」と、大規模化しても渋滞しない独自構造の棚「RENATUS RACK」、3000台規模の最適制御が可能な先端アルゴリズム「RENATUS CORTEX」により、棚から梱包完了までの商品輸送コンベアを一掃。また、大規模棚におけるワンストップ梱包を実現しているのも特徴だ。
＜他社の自動倉庫との比較（ピッキングから梱包までのフロー）＞
「ワンストップ梱包」自動倉庫システムとは、ピッキング・集約・梱包を、1人の作業者で完結することができる新方式の自動倉庫システム。事前の並び替えを不要とし、リアルタイムでの順立て出庫が可能となる。
＜「ワンストップ梱包」概要＞
同社は今後、自動倉庫システム「RENATUS」をグローバル市場へ展開していくとともに、アームロボット・バンニング／デバンニングロボットによる庫内の完全自動化や、自動運転トラック、自律走行・自動給電ドローンなどによる配送の完全自動化により、「完全無人の自動倉庫」実現を目指すとしている。
■RENATUSが目指す「完全無人の自動倉庫」（イメージ）
