ヤマトシステム開発は9月26日、申請者の証明書類をスマートフォンやパソコンなどから安全で簡単に提出することができる「証明書類Web取得サービス」に、マイナンバーカードのICチップに搭載されている電子証明書で申請者の本人確認ができる「公的個人認証サービス」に対応した機能を、同日より追加したと発表した。
同社は、スマートフォンやパソコンなどを利用して身分証明書や申し込みに必要な書類を安全で簡単に提出できる「証明書類Web取得サービス」の提供を2012年から開始。現在、地方銀行やクレジットカード会社、保険会社といった金融業界を中心に約170社の企業に導入されている。
今回、「公的個人認証サービス」に対応した機能を「証明書類Web取得サービス」へ追加することで、申請者および企業の利便性向上を図る。
同サービスではまず、ヤマトシステム開発が申請者の申し込み情報を受領し、「証明書類Web取得サービス」から申請者へ本人確認依頼メールを送信。申請者は、スマートフォンにダウンロードした専用アプリケーションでマイナンバーカードのICチップを読み取り、「公的個人認証サービス」による本人確認を行う。本人確認の結果は、申請者にはメールで通知し、企業にはデータを連携する。
企業は、「公的個人認証サービス」による本人確認と合わせて、付随して申請に必要な書類もWebアップロード機能により、オンラインで取得することが可能。また、アップロードされた書類の目視での確認作業をヤマトシステム開発に委託することもできる。
同社は今後、特に金融業界でのサービスや商品の申し込みに関わる一連業務の効率化や、企業と申請者の利便性向上に寄与するべく、新サービスの開発を行っていく考え。なかでも、業務効率化が求められる本人確認業務において公的個人認証サービスなど安全性・利便性の高い技術を取り入れることで、生産性向上や省力化の実現を目指す。
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