キユーソー流通システムが9月28日に発表した2023年11月期第3四半期決算によると、売上高1373億6100万円(前年同期比2.7%増)、営業利益30億3700万円(2.0%増)、経常利益26億5200万円(1.0%減)、親会社に帰属する四半期純利益11億5500万円(10.3%減)となった。
共同物流事業の売上高は941億9300万円(0.2%減)となり、営業利益は9億8300万円(11.5%減)となった。売上高は鶏卵供給不足の影響に回復の動きが見られたものの、第3四半期累計においては、出荷物量の減少などにより、減収となった。利益面は、運送・倉庫の効率化や適正料金化施策などが進捗したものの、減収による利益減少や、電気代や運送・倉庫のコストアップなどにより、前年を下回った。
専用物流事業の売上高はチェーンストアやコンビニエンスストアに関する既存取引や事業領域の拡大などにより、増収となった。利益面は、増収による利益増加に加え、コスト改善などが進捗したものの、労務費などの費用増加により、前年を下回った。
関連事業の売上高は、国内における施設工事の増加や、インドネシアにおける保管や配送の取り扱い物量増加などにより、前年を上回った。利益面は、増収による利益増加などにより、前年を上回った。
通期は、売上高1830億円(1.9%増)、営業利益40億円(8.2%増)、経常利益35億5000万円(8.9%増)、親会社に帰属する当期純利益16億円(9.7%増)を見込んでいる。
キユーソー流通/12~8月の売上高5.7%増、営業利益62.3%増