川崎汽船は9月29日、マレーシア国営石油ガス会社PETRONASグループ向け新造LNG船「LAGENDA SETIA」が、滬東中華造船において9月28日に竣工したと発表した。
＜命名式の集合写真＞
＜LAGENDA SETIA＞
この船は、2022年5月及び6月に同造船所にて竣工したPETRONASグループ向けの“LAGENDA SURIA”と“LAGENDA SERENITY”と同型船で、2023年8月21日にPETRONAS、滬東中華造船（集団）、Shenergy(Group) Co., Ltd、ICBC Financial Leasing Co,Ltd、川崎汽船から関係者臨席のもと開催された命名式にてLAGENDA SETIAと命名された。
船名はマレー語でそれぞれ伝説(LAGENDA）/忠誠(SETIA)を意味し、持続可能な社会へ献身的に取り組むといった思いが込められている。
今後、姉妹船2隻と共に計3隻体制でマレーシア（Bintulu港）から中国Shenergy (Group) Co., Ltd.向けのLNG輸送に従事する。
同社は、昨年5月に公表した中期経営計画で成長の牽引役となる事業の１つとしてLNG輸送船事業を位置づけた。拡大するアジア需要の取り込みに向けて、変化する顧客ニーズに的確に応えた成長戦略に取り組む、としている。
■主要目
造船所：滬東中華造船(Hudong-Zhonghua Shipbuilding (Group) Co., Ltd.)
全長：239.40m
型幅：36.60m
タンク容積：7万9806m3
推進機関 ：X-DF (ガス焚き低速ディーゼル機関)
速力：17.5ノット
