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東京建物/愛知県一宮市に7.8万m2のシリーズ最大の物流施設竣工

2023年10月02日/物流施設

東京建物は10月2日、同社の物流施設「TLOGI」シリーズでは初めてとなる東海エリアでの物件「T-LOGI 一宮」が9月30日に竣工したと発表した。

<「T-LOGI 一宮」外観>
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この物件は「T-LOGI」シリーズの竣工済み物件では過去最大規模であり、シリーズで初めてランプウェイ型を採用した施設となる。また、テナント企業として、SBS フレック、ドラポート、ライフサポート・エガワ他複数の企業の入居が決定しており、契約内定率で約7割となっている。

「T-LOGI 一宮」の特徴は広域配送・都心配送のいずれにも適した利便性の高い立地だ。同物件から約3.3km に位置する東海北陸自動車道「一宮西」IC は、名神高速道路および東海北陸自動車道の結節点である一宮JCT に隣接しており、中京圏はもとより、関西・関東・北陸圏への広域配送にも適した利便性の高い立地となっている。加えて、愛知県を南北に縦断する主要地方道「西尾張中央道」に面しており、一般道でも容易に名古屋市内へ荷物の配送を行うことが可能。

<倉庫内>
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仕様面では、ランプウェイにより各階にトラックが接車可能な仕様としており、エリア内では希少な平屋使いが可能な倉庫となっている。また、倉庫内の柱スパンは 1~3 階では 11.7m(幅)×11.5m(奥行)(一部スパンを除く)、4 階では倍の 23.4m(幅)×11.5m(奥行)に設定しており、防火区画の開口部を全箇所シャッターとすることで、平面大空間での効率的な保管を実現する。また、最小約1070 坪(約3537m2)から分割可能となっており、幅広い保管ニーズに対応している。

<ラウンジ>
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環境配慮の取り組みでは、他の「T-LOGI」シリーズと同様に、太陽光発電事業者により屋上に設置した太陽光パネルにより発電された電力を商用電力と併せて施設内で自家消費する予定。また、同施設内で消費する以上の余剰電力については、FIT制度を用いて、太陽光発電事業者により電力会社に売電をする。この物件はこうした自家発電・FIT売電の仕組みにより、環境に配慮した施設の証である「BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)」最高ランクである『ZEB』認証および「CASBEE」S ランクを取得予定だ。

<位置図・広域図>
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<位置図・詳細図>
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■概要
名称:T-LOGI 一宮
住所:愛知県一宮市萩原町林野字鷺宮8 番1 他(地番)
敷地面積:約1万42坪(約3万3197m2)
延床面積:約2万3868坪(約7万8902m2)
規模:地上4階建
構造:RC/S造
耐震区分:耐震
形状:シングルランプ型
交通:東海北陸自動車道「一宮稲沢北」IC約0.2km、「一宮西」IC約3.3km
名古屋高速16 号一宮線「一宮東」IC約5.3km
倉庫仕様
プラットフォーム 各階:高床式1.0m
梁下有効天井高 各階:5.5m
床荷重 1 階:2.0t/m2・2~4 階:1.5t/m2
ドッグレベラー 1 フロア当たり9~10 機実装
バース数 158台分(40ft 接車可能)
駐車場 163台
トラック待機場 8台
設計:大林組 名古屋支店
施行:大林組 名古屋支店
竣工日:2023年9月30日
募集条件
契約年数:5年~相談
入居開始時期:2023年10月
最小分割面積:約1070 坪(約3537m2)
総貸床面積:約1万9100 坪(約6万3140m2)

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