東京建物とミサワホームは10月3日、愛知県江南市でマルチテナント型物流施設「(仮称)江南・小牧物流施設プロジェクト」を着工した。
建物はミサワホームと東京建物が共同で所有し、竣工は2027年5月を予定している。
「(仮称)江南・小牧物流施設プロジェクト」は、ミサワホーム所有地を活用して建設するもので、CRE(企業不動産)事業によるマルチテナント型物流施設の開発は、ミサワホームでは初となる。
建物は延床面積約3万1313m2(約9472坪)、鉄骨造地上4階建のボックス型物流施設で、垂直用搬送機・荷物用EV各4基により2、3階への荷物搬送が可能となっているほか、事務所機能を4階に集約することで、施設全体の保管エリアを最大化し、高頻度配送と大容量保管を同時に実現する。
30台分のトラックバースと、普通車63台分の駐車スペースを備え、最大4テナントの入居が可能となっている。
愛知県北部の江南市に位置し、東名・名神高速小牧ICから北に約5kmという立地に加えて、名古屋市と富山市を南北に結ぶ国道41号も至近で、各方面へのアクセスに優れる。
名古屋鉄道犬山線「柏森」駅からも徒歩圏にあり、入居企業の従業員確保の観点でも優位性が高い。
環境面では、屋根に搭載した太陽光パネルにより電力を発電し、施設内で利用するほか、余剰電力については隣接するミサワホーム100%子会社テクノエフアンドシー名古屋工場を含む各地の生産拠点に対して供給することで、再生可能エネルギーの活用を推進する。
■物件概要
名称:(仮称)江南・小牧物流施設プロジェクト
所在地:愛知県江南市前野町東2-5
交通:名古屋鉄道犬山線「柏森駅」徒歩7分
敷地面積:1万5317m2(4633坪)
延床面積:3万1313m2(9472坪)
用途地域:工業地域
構造/規模:鉄骨造/地上4階建
用途:マルチテナント型物流施設
事業主:東京建物、ミサワホーム
設計・施工:浅沼組
着工日:2025年10月3日
竣工日:2027年5月(予定)