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三菱地所/大阪に2棟、冷凍冷蔵物流施設の開発が始動

2023年10月02日/物流施設

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三菱地所は10月2日、大阪市住之江区で進めてきた、同社初となるマルチテナント型冷凍冷蔵物流施設「(仮称)大阪市住之江区柴谷冷凍冷蔵物流計画」を「ロジクロス大阪住之江」とし、10月1日に着工。あわせて、大阪市大正区でも賃貸用冷凍冷蔵物流施設「(仮称)大阪市大正区平尾冷凍冷蔵物流計画」を始動したと発表した。

<ロジクロス大阪住之江 完成予想図>
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<周辺地図>
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ロジクロス大阪住之江は、三菱地所単独出資の特定目的会社が事業主体となって開発している、地上4階建て延床面積4万3500m2のマルチテナント型冷凍冷蔵物流施設。竣工は2025年3月31日を予定している。

阪神高速15号堺線「玉出IC」から2.2km、阪神高速4号湾岸線「南港中出入口IC」から3.4kmと高速道路とのアクセスが良く、大阪市内から兵庫県方面まで広域配送にも対応が可能。また、大阪メトロ四つ橋線「北加賀谷駅」から徒歩圏内で駅周辺は居住人口も多いことから、雇用の確保がしやすい環境にある。

同施設は、倉庫の一部で温度帯可変式を採用することで幅広いテナントニーズに対応でき、また1階倉庫部分の一部で冷却設備を含む24時間対応可能のバックアップ電源を確保することで、テナント企業のBCP対策を支援する。

冷却設備は、より環境に配慮した自然冷媒を採用。屋上に太陽光発電設備を設置し、再生可能エネルギーを施設内の自家消費に充てる計画。環境に配慮した施設として、建物のエネルギー性能の表示制度である「BELS」で最上位のZEBの取得を目指している。

■ロジクロス大阪住之江
所在地:大阪市住之江区柴谷1-1-71
アクセス:【自動車】阪神高速15号堺線「玉出IC」2.2km、阪神高速4号湾岸線「南港中出入口IC」3.4km
【電車】大阪メトロ四つ橋線「北加賀屋駅」1.2km(徒歩15分)
【バス】「柴谷2丁目」バス停400m(徒歩6分)
用途:マルチテナント型冷凍冷蔵物流施設(縦割り3テナント想定)
規模・構造:地上4階建、ボックス型、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造、耐震構造
敷地面積:2万1300m2
延床面積:4万3500m2
建築主:住之江デベロップメント特定目的会社(三菱地所単独出資の特定目的会社)
コンストラクトマネジメント:フクダ・アンド・パートナーズ
設計施工:東亜・日本国土特定建設工事共同企業体
着工:2023年10月1日
竣工:2025年3月31日(予定)

<「(仮称)大阪市大正区平尾冷凍冷蔵物流計画」位置図>
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一方、新たに開発を発表した「(仮称)大阪市大正区平尾冷凍冷蔵物流計画」は、ロジクロス大阪住之江に次ぐ賃貸型冷凍冷蔵物流施設の第2号案件で、一棟貸しにも対応。

大阪都心(梅田駅)から10km圏内に位置し、阪神高速17号西大阪線「大正東IC」から2.5kmと至近で、大阪市内~兵庫県方面まで幅広い配送先に対応できる。周辺は居住人口が多く、大正駅や難波駅からもバス便が出ていることから、大阪圏のなかでも雇用確保の優位性がある立地だ。

■(仮称)大阪市大正区平尾冷凍冷蔵物流計画
所在地:大阪市大正区平尾1-3-29他
アクセス:【自動車】阪神高速17号西大阪線「大正東IC」2.5km
【電車】南海汐見橋線「津守駅」1.5km
【バス】「平尾一丁目」バス停170m(徒歩2分)
用途:賃貸用冷凍冷蔵物流施設(一棟貸し可能)
敷地面積:1万2700m2
延床面積:2万1200m2
開発者:大正デベロップメント特定目的会社(三菱地所単独出資の特定目的会社)
竣工:2026年春予定

三菱地所による冷凍冷蔵物流施設の開発実績は、両物件の展開によって累計4件となる。同社では、昨今の生活様式の変化による冷凍冷蔵食品の需要拡大を踏まえ、これまでBTS型の冷凍冷蔵物流施設開発で得た手応えと知見を生かし、より幅広いテナントニーズに対応した賃貸型冷凍冷蔵物流施設の開発も積極的に推進していくとしている。

三菱地所/関西エリアでマルチ型冷凍冷蔵倉庫を1棟着工、1棟計画

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