鴻池運輸は10月10日、KONOIKEグループの財務・非財務資本の強みや中長期的な経営戦略等をまとめた統合報告書を制作、KONOIKEグループWebサイト上で10月6日に公開したと発表した。なお、英語版は11月公開予定。
統合報告書では、中期経営計画(2023年3月期~2025年3月期)1年目の成果を基本に、鴻池運輸をより理解してもらえるように新たに各事業のビジネスモデルを分かりやすく紹介するとともに、非財務指標である「環境」「人」「技術」の取り組みの進捗を中心に掲載している。
「KONOIKE GROUP Integrated Report 2023」のポイントとして、まずビジネスモデルを挙げている。鴻池運輸は、社名から運輸業のイメージが先行しがちだが、事業セグメントの一つである複合ソリューション事業では、さまざまな業界において、物流サービスに加えて請負サービスを提供している。また、業界ごとに提供するサービスの内容が異なることから、価値創造パートにおける基本的なビジネスモデルの説明に加えて、各事業固有のビジネスモデルを整理した。
次に、サステナビリティ:「環境」「人」「技術」 を挙げている。2030年ビジョン、中期経営計画では、非財務目標として「環境」「人」「技術」の3項目を掲げて取り組みを進めている。2023年3月期は目標の実現に向けた土台作りとして、「環境」ではCO2削減計画を着実に実行に移すとともに、新たにScope3の算出を実施した。また、「人」では健康経営やエンゲージメントサーベイの取り組み、「技術」では新技術・DXの導入や技術資本の強化に向けた「技術資本ライブラリ」の構築や、安全・品質に関わる取り組みなどの実績を紹介している。
KONOIKEグループは、これからもグループ共通の企業理念にある「『人』と『絆』」を大切に、ステークホルダーとのコミュニケーションを強化しながら、企業価値向上に取り組んでいくとしている。
■KONOIKEグループWebサイト
https://www.konoike.net/ir/