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ラオックス・ロジスティクス/冷凍倉庫の稼働を10月25日から開始

2023年10月24日/物流施設

ラオックス・ロジスティクス(LL)は10月24日、栃木県栃木市の自社物流センター(東京物流センター)内に、開設準備を進めていた冷凍倉庫の竣工を迎え、10月25日より稼働開始すると発表した。

<冷凍倉庫外観>
20231024laox1 520x390 - ラオックス・ロジスティクス/冷凍倉庫の稼働を10月25日から開始

ギフト販売大手のシャディをはじめとするラオックスグループ内だけでなく、グループ外の物流を担う同社が冷凍倉庫を自社保有することは、ギフト業界では例を見ない新たなニーズに対応した試みとなる。

LLは、食品EC市場の拡大や、冷凍食品の消費増加による冷凍倉庫の需要拡大を受けて、商品セットアップ・EC(BtoB、BtoC)物流に対応する新たなサービスとして冷凍専用の倉庫を開設。これにより、通常同時に扱うことのない常温製品と冷凍製品に対応、更に冷凍保管した商品を出荷時に解凍し常温商品とセットして発送する等、保管から出荷までのきめ細かなオペレーションにワンストップで対応することが可能になる。

<冷凍室内部>
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<冷凍室内部>
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今後、物流機能の更なる強化、運送コストの削減、新商品販売のリードタイムの短縮など物流手配の効率化を実現していく。さらに、LLの強みであるギフト加工、セットアップの提案ができる物流倉庫として、冷凍ギフト商品の取り扱いのみならず、冷凍倉庫の利用が欠かせない食品メーカー向けのセットアップ業務など、新たな業務を受託していく。

この倉庫は、東北道「佐野IC」から約10分の立地で、物流施設として都心をはじめ関東圏へ高い交通利便性を有している。品質・鮮度の維持や管理はもちろん、小ロット発送、常設やシーズン限定の一時保管などの企業が利用しやすいサービスを提供して、顧客の多様なニーズに対応する利便性向上を図っていくとしている。

■冷凍倉庫の概要
所在地:栃木県栃木市岩舟町静戸343-1 東京物流センターのサブ倉庫内
アクセス:東北道・佐野藤岡ICより約10分
冷凍室面積:約375m2 (容積:約1521m3)
冷凍室温度:F1級(-25℃)
前室面積:約 80m2 (作業場)
前室温度:C3級(+ 5℃)
稼働開始日:2023年10月25日

■東京物流センター(略称:TDC倉庫)概要
土地面積:約7万2000m2
延床面積:約5万m2
建物構造:3階建
収納棚数:パレット9520棚 ケース2万400棚 平置き収納ケース数6万5000ケース

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