ダイセーホールディングス(HD)のグループ企業・メジャーサービスジャパンは11月6日、高齢トラックドライバーの継続雇用を目指し2019年10月に開始したホテル事業が4周年を迎えたと発表した。
同社は配車・運行管理システム開発や日用品配送と併せ、東京都墨田区で「ホテルアークセンス」の経営を行っている。
ホテル事業の目的は、高齢になったトラックドライバーが体力的負担なく働ける環境を提供すること。ドライバーの第2キャリアに適した倉庫内作業が少ないという課題に対応し、スタートした。ホテルはシングルベッド4台の部屋を9部屋提供、セルフチェックインを導入し常駐社員3名で運営している。現在、同社の総売上のうち約5%をホテル事業が占めている。
今後、メジャーサービスジャパンは、同様のプチホテルを心斎橋、京都、河口湖に展開し、関空から羽田空港までのゴールデンルートを構築する計画。これからも多角的なアプローチで物流業界の課題解決に挑戦するとしている。