日本郵便は11月20日、奈良市、Local Coop大和高原と、日本郵便の地域内配送サービス「ぽすちょこ便」を活用し、同市月ヶ瀬地区の特産品を市街地の飲食店へ流通させる新たなサービス「大和高原直送便」の実証実験を同日から開始したと発表した。期間は12月22日までの約1か月間。
月ヶ瀬地区で生産される季節の野菜や大和茶、梅干し、しいたけ等の特産品は、同地区が市街地から離れていること、また、配送料など販売コストの高さや販路獲得の難しさから消費が伸びず、食品ロスの発生や生産の意欲減退などの課題を抱えている。
そこで、日々運行されている郵便車両の空きスペースを活用した安価な地域内配送サービス「ぽすちょこ
便」を活用するとともに、Local Coop大和高原が中心となり奈良市街地の飲食店とのマッチングを行うことで、同地区の特産品を市街地の飲食店に流通させる持続可能なサービスを実現し、地産地消の拡大、食品ロス対策、地域産業の維持を目指す。