無線通信機器のアイコムは11月24日、フランクフルト空港のあるドイツ西部のヘッセン州に、自社ビルを取得したと発表した。土地と建物の取得金額は合わせて324万ユーロ(約5.2億円)で、2023年12月6日から稼働予定。
場所はフランクフルトに隣接するホイゼンシュタム市で、子会社の現地法人「アイコムヨーロッパ(Icom (Europe) GmbH)」の本社機能を、現在のバート・ゾーデン・アム・タウヌス市(ドイツ)から移転する。
ビルは地上2階建ての鉄骨造で、敷地面積は3832m2、延床面積は2426m2。床面積は従来オフィスの2.5倍となり、1F(1552m2)を倉庫として利用し、2F(874m2)を事務スペースとする。販売拠点としてだけでなく、欧州のハブ空港であるフランクフルト空港からも近く、欧州各国への物流拠点としての機能も格段に向上している。同社が欧州において、自社ビルを取得するのは初めて。