SGムービングと、リネットジャパングループの子会社で小型家電リサイクル事業を展開するリネットジャパンリサイクルは11月30日、新たに埼玉県三芳町と「連携と協力に関する協定」を締結し、家電リサイクル法指定4品目(家電4品目)を含むさまざまな使用済み家電を自宅から回収する自治体公認サービスを開始した。
SGムービングは、家電リサイクル法に則った合法かつ円滑な家電リサイクル回収をサポートするサービス「SG-ARK」を提供している。リネットジャパンリサイクルは、環境省・経済産業省から小型家電リサイクル法に基づく許認可を取得し、宅配便を活用して廃家電を自宅から直接回収するリサイクルサービスを、全国約640の自治体・大手ネット通販・大手家電量販店・家電メーカーなどと提携して展開している。
使用済みとなった家電4品目は、メーカー指定引取所に運ばれた後、各家電メーカーが引き取った上でリサイクル処理することになっているが、これらの大型製品は自宅から運び出すのが難しい、リサイクル券の事前購入など排出時に手間がかかる、正しい排出方法が分からない、といったことを背景に、無許可業者による回収や不法投棄が課題となっている。
こうした課題への対応を目的として、両社はさまざまな廃家電の処分手続きをまとめて行えるプラットフォームを開発し、2022年12月からサービスを提供している。これまでに全国94の自治体(人口換算で約750万人)と協定の締結に至った。
連携する自治体においては、自治体が発行する各種媒体を通じて、便利で簡単に正しく処分できる方法として本サービスの活用・周知を予定している。
今後も SG ムービングとリネットジャパンは自治体との連携を強化し、正しいリサイクルの促進を図ることで、持続可能な循環型社会の実現に貢献していくとしている。