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ラサール不動産/茨城県つくば市で約5万m2の物流施設着工へ

2024年01月22日/物流施設

ラサール不動産投資顧問は1月22日、同社グループが組成した特定目的会社を通じ、「(仮称)谷田部物流センター」の地鎮祭を行い、2月1日に着工すると発表した。

<外観パース(完成イメージ)>
20240122lassare1 - ラサール不動産/茨城県つくば市で約5万m2の物流施設着工へ

この施設は、茨城県つくば市に所在し、常磐自動車道「谷田部 IC」まで約2.1km、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)「つくば中央 IC」から約 2.5kmに位置し、高速道路網を利用した首都圏広域への配送が可能。また、つくば市中心部に至るサイエンス大通りに面し、近隣エリア配送にも適した立地。さらに、つくば市は近年人口が増加している地域であることから、雇用確保の面でも優位性がある。

建物は、2階建てで、荷物用エレベーターを4基、垂直搬送機を6基設置する計画で、効率的な運営が可能。南北両面に合計72台分のトラックバースを備え、13台分のトラック専用待機場、ドライバー用トイレ、喫煙室を完備しており、トラックドライバーの労働環境向上にも配慮している。

また、倉庫は両面バースで1mのプラットフォーム式を採用している。梁下有効高は 5.5m~6.5mを確保し、クロスドックとしての作業効率の良さや、保管効率の高い倉庫デザインを提供する。

BCP(事業継続計画)対策として、非常用発電機を設置し、緊急時にも荷物用エレベーターや一部コンセント、トイレ等のライフラインを停止することなくオペレーションすることが可能。環境負荷への配慮の面では、人感センサー付きLED照明や、節水トイレ等を採用することで、SDGs への取り組みに貢献し、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)のAランクの取得を見込んでいる。また、再生エネルギーの活用を視野に、将来的な太陽光発電設備の設置が可能な計画だ。

各企業による物流効率化の過程で、交通利便性に優れたエリアに立地する近代的な物流施設へのニーズが高まっている。増加する物流需要を不動産の面から支えることは、マーケットの発展に寄与すると考えている。ラサール不動産投資顧問は、今後も各企業の戦略的物流拠点となる適地を見定め、テナント企業活動のニーズに柔軟に応える物流施設開発を積極的に進めていくとしている。

<周辺地図>
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<広域地図>
20240122lassare3 - ラサール不動産/茨城県つくば市で約5万m2の物流施設着工へ

■施設概要
施設名(仮称):谷田部物流センター
所在地:茨城県つくば市谷田部字向原6696-1外
敷地面積:4万5168.87m2(約1万3663坪)
延床面積:4万9137.18m2(約1万4863坪)
構造:鉄骨造、地上2階建
用途:物流施設
着工:2024年2月
竣工:2025年2月(予定)
設計 ・ 施工:加賀田組 東京支店
施主:谷田部プロパティー特定目的会社

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