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ラサール不動産投資顧問、NIPPO/名古屋市中村区に8万m2の物流施設竣工

2025年06月30日/物流施設

ラサール不動産投資顧問、NIPPOは6月30日、特定目的会社を通じて両社が共同で開発したマルチテナント型物流施設「ロジポート名古屋 2」が竣工したと発表した。

<外観写真>
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2023年7月に竣工した隣接施設「ロジポート名古屋」と合わせ、延床面積合計約43万m2の一大物流拠点が完成した。

<左がロジポート名古屋2、右がロジポート名古屋 右の写真はエントランス>
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「名古屋駅」から約 4.8km と名古屋市中心部に近接していることに加え、名古屋高速5号万場線「烏森 IC」から約 1.7kmの位置にあり、高速道路網へのアクセスに優れている。この立地特性により、東海エリア全域をカバーする広域配送拠点としての機能だけでなく、首都圏と関西圏を結ぶ戦略的な中継拠点としても最適。また、名古屋市営地下鉄東山線「岩塚駅」・JR「八田駅」・近鉄名古屋線「近鉄八田駅」から徒歩12分と交通利便性も高く、テナント企業の人材確保においても優位性がある。

<左が休憩室、右が倉庫内部の写真>
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特長として、1階と2階がバース式となっており、大型車両がスロープで2階へ直接乗り入れ可能な設計を採用。荷物用エレベーター、垂直搬送機をそれぞれ4基設置し、効率的な物流オペレーションを実現する。1階は通常の常温倉庫としての利用はもちろん、低温度帯を想定して床防熱を導入、バースにはパワーゲート車の接車にも対応する等、冷蔵倉庫としての設備を導入しやすい設計。2階はプラットフォームの高さを1.0m とし、梁下有効5.5mを確保することで、汎用性の高い空間を提供する。

防災面では、揺れに強い制震構造を採用し、地震による揺れを大幅に低減する。また洪水・高潮リスクに備え、受変電設備を2階に設置するとともに、72時間稼働可能な非常用発電機を設置し、災害時でも事業継続を可能にする高い防災性能を備えている。環境面では、大和エネルギーを事業者とするPPAスキームにより、最大発電出力1.5メガワットの太陽光発電設備を同施設の屋根に設置し、施設内で使用する電力として供給する。

このような環境配慮により、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)の評価では「A ランク」及び、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)では、最高位のランクと「ZEB」の取得を見込んでいる。

各企業による物流効率化の過程で、交通利便性に優れたエリアに立地する近代的な物流施設へのニーズが高まっている。増加する物流需要を不動産の面から支えることは、マーケットの発展に寄与すると考えている。ラサール不動産投資顧問、NIPPOは、今後も各企業の戦略的物流拠点となる適地を見定め、テナント企業活動のニーズに柔軟に応える物流施設開発を積極的に進めていくとしている。

<周辺地図>
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<広域地図>
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■施設概要
施設名:ロジポート名古屋 2
所在地:愛知県名古屋市中村区岩塚町字竜子田11-3
敷地面積:4万12.60m2 (約1万2103坪)
延床面積:8万865.13m2 (約2万4461坪)
構造:鉄骨造一部鉄筋コンクリート造、地上 4階建、制震構造
用途:マルチテナント型物流施設
着工:2024年2月1日
竣工:2025年6月30日
設計監理監修:日立建設設計
設計施工:清水建設
施主:特定目的会社クスノキ

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