LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





SGリアルティ/東京都江東区で佐川急便等入居の物流施設着工

2024年01月22日/物流施設

SGリアルティは1月22日、東京都江東区で賃貸用物流施設「(仮称)SGリアルティ新砂」を同日に着工したと発表した。

<「(仮称)SGリアルティ新砂」完成イメージ>
20240122sg - SGリアルティ/東京都江東区で佐川急便等入居の物流施設着工

同施設は地上7階建て延床面積8万6768.49m2のシングルランプ型で、竣工は2025年7月末を予定している。

主要テナントとして、1~4階と6階一部および屋上に佐川急便の入居が決定しており、同社は関東エリアでの中継機能強化と輸送ネットワークのさらなる効率化を推進するため、同施設内に「東京中継センター(仮称)」を2026年2月に稼働する予定だ。

建設地は、佐川急便東京本社の北側に位置する同社東京センターの跡地で、首都高速湾岸線「新木場IC」から3.3km、首都高速9号線「枝川IC」から2.8kmと複数のICを利用可能で、アクセス面で輸送効率の高いエリアに位置している。また、東京メトロ東西線「南砂町駅」から徒歩2分と至近で、通勤の利便性も高い立地環境にある。

建屋は、1階に大型車待機場、6階と屋上に大型車待機場兼駐車所を確保し、入庫待ち車両のスムーズな入退場を実現することで、近隣地域の交通環境への影響を緩和する。オフィススペースでは、利用者や従業員の方々に快適な空間を提供するため、施設内のインテリアに暖かみのある天然木材を活用するほか、6階には景観テラスを設置する。

環境面での取り組みとしては、施設屋根面等に太陽光発電設備を設置し、発電した電力を自家消費することで、持続可能な社会の実現に寄与する。また、敷地内や建物の壁面に緑化を施すことで、地域に緑豊かな景観を創出し、これらの取り組みによってBELSやCASBEEなどの第三者機関による環境認証制度の評価取得を予定している。

災害への対策としては、停電時にも施設全体を72時間稼働できる非常用発電設備を設置するほか、有事の際に迅速にトイレ機能を確保するためのマンホールトイレを整備する。また、緊急地震速報を導入し、アラートによって従業員や施設利用者が即座に危険回避行動に移れるようにする。

■「(仮称)SGリアルティ新砂」概要
建設地:東京都江東区
交通:首都高速湾岸線「新木場IC」3.3km、首都高速9号線「枝川IC」2.8km
東京メトロ東西線「南砂町駅」徒歩2分
敷地面積:3万3457.24m2(1万120.81坪)
延床面積:8万6768.49m2(2万6247.46坪)
構造・規模:鉄骨造・地上7階建て
設計・施工:フジタ
着工:1月22日
竣工:2025年7月末(予定)

関連記事

物流施設に関する最新ニュース

最新ニュース