三井不動産とSGリアルティは12月15日、延床面積21万m2超の大規模物流施設「SGリアルティ・MFLP大阪加島」を12月1日に、大阪市内に着工したと発表した。
＜外観イメージ＞
両社による共同事業としては、「MFLP・SGリアルティ福岡粕屋」に続く2件目のプロジェクトで、大阪市内最大（日本ロジスティクスフィールド総合研究所調べ）規模となる。竣工は2027年9月の予定。
＜位置図＞
建設地は、JR東西線「加島」駅から徒歩約4分とアクセスに優れた希少な立地。
ワンフロアの倉庫・バース面積は約3万m2で、マテリアルハンドリング機器導入による機械化にも適した空間となる計画だ。
施設の周辺5㎞圏内には約81万人が居住しており、物流施設の雇用確保やラストマイル配送に有利な立地で、阪神高速11号池田線「加島料金所」まで約2.2㎞、名神高速道路「尼崎IC」まで約4㎞、名神高速道路「豊中IC」まで約5.4㎞と、関西全域への配送に適している。
＜俯瞰パース＞
関西圏で希少な危険物倉庫を併設するマルチテナント物流施設として、昨今ニーズが高まっているリチウムイオンバッテリーや化粧品、塗料等の保管・配送にも対応。倉庫空調の設置に対応するため、電気容量は入居区画面積あたり35VA／m2を確保し、テナント企業の運用に柔軟に対応できる倉庫環境を整備する。
＜メインラウンジイメージ＞
＜免震ピットイメージ＞
さらに、売店やカフェテリアスペース、ラウンジ、デッキテラス等、共用部の充実を図るなど労働環境に配慮するとともに、災害に備えるさまざまなBCP対策を構築。太陽光発電等の脱炭素施策導入により最高ランクの「ZEB」認証や環境認証を取得するほか、約1.2万m2の緑地を計画。高密な都市部におけるグリーンインフラを整備する。
なお、施設1階の約1.6万m2に佐川急便が入居し、大阪梅田エリアの宅配荷物などをカバーする淀川営業所を移転する予定だ。
■概要
所在地：大阪府大阪市淀川区加島三丁目16番89号
アクセス：名神高速道路「豊中IC」 約5.4km／「尼崎IC」約4km
阪神高速11号池田線「加島料金所」約2.2㎞
JR東西線「加島」駅より 徒歩 約4分
敷地面積：約9万4302m2（約2万8526坪）
延床面積：約21万1798m2（約6万4069坪）
規模・構造：地上6階建て・鉄骨造・免震構造
用途：倉庫（倉庫業を営む倉庫）
設計者：日鉄エンジニアリング
施工者：日鉄エンジニアリング・東洋建設・佐藤工業共同事業体
着工：2025年12月1日
竣工：2027年9月末（予定）
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