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ラサール不動産とNIPPO/名古屋市内にマルチ型施設共同開発

2024年01月25日/物流施設

ラサール不動産投資顧問とNIPPOは1月25日、名古屋市内で共同開発するマルチテナント型物流施設「(仮称)岩塚物流施設」の地鎮祭を執り行ったと発表した。同施設は2月1日に着工し、2025年6月に竣工予定。

<「(仮称)岩塚物流施設」外観イメージ>
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敷地面積は約4万m2、延床面積は約8万m2の4階建て施設。昨年7月に竣工した東海エリア最大のマルチテナント型物流施設「ロジポート名古屋」に隣接している。

<周辺地図>
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<広域図>
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場所は「名古屋駅」から約4.8kmと名古屋市中心部に近接。また、名古屋高速5号万場線「烏森IC」から約1.7km と高速道路網のアクセスに優れ、東海エリア一円の広域配送拠点に加えて、首都圏と関西圏との中継拠点になり得る立地だ。

名古屋市営地下鉄東山線「岩塚駅」・JR「八田駅」・近鉄名古屋線「近鉄八田駅」から徒歩12分と交通利便性も高く、テナント企業の人材確保の面でも優位性がある。

建物は1階と2階がバース式で、2階へはスロープで大型車両が直接乗り入れ可能。荷物用エレベーター、垂直搬送機をそれぞれ4基ずつ設置する計画。

また、1階はプラットフォームの高さを0.8mとし、冷蔵冷凍倉庫として設備が設置しやすい設計となっている。2階はプラットフォームの高さが1m、梁下有効5.5mと汎用性の高い物件だ。

BCP対策として、揺れに強い制震構造を採用。また洪水・高潮リスクに備え、受変電設備を2階に設置し、災害時にも建物に電力を供給する72時間対応の非常用発電機も設置する。

SDGsへの取り組みも強化しており、全館LED、太陽光発電設備の設置等を計画。CASBEE評価「Aランク」取得を見込んでいる。

■施設概要
施設名:(仮称)岩塚物流施設
所在地:愛知県名古屋市中村区岩塚町字竜子田11-3外(地番)
敷地面積:4万12.60m2(約1万2103坪)
延床面積:8万740.16m2(約2万4423坪)
構造:鉄骨造一部鉄筋コンクリート造、地上4階建、制震構造
用途:マルチテナント型物流施設
着工:2024年2月1日
竣工:2025年6月30日(予定)
設計監理監修:日立建設設計
設計 施工:清水建設
施主:特定目的会社クスノキ

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