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飯野海運/4~12月の売上高4.5%減、営業利益13.6%減

2024年01月31日/決算

飯野海運が1月31日に発表した2024年3月期第3四半期決算によると、売上高1034億6700万円(前年同期比4.5%減)、営業利益143億3400万円(13.6%減)、経常利益152億2000万円(8.9%減)、親会社に帰属する当期純利益150億6900万円(21.4%減)となった。

外航海運業の売上高は861億9200万円(5.0%減)、営業利益は112億4300万円(13.1%減)となった。

大型原油タンカーでは、一部の船舶で入渠工事を実施したが、支配船腹を長期契約に継続投入し、業績の下支えに貢献した。

ケミカルタンカーでは、同社の基幹航路である中東域から欧州及びアジア向けをはじめとする安定的な数量輸送契約に加え、スポット貨物を積極的に取り込んだことで、当初の予想を上回る運航採算を確保した。また、経営資源の有効活用及び資産効率向上のため、ケミカルタンカー1隻を売却した。

大型ガス船では、LPG船・LNG船共に、既存の中長期契約を中心に安定収益を確保したことに加え、一部の船舶が好市況を享受した。

ドライバルク船では、専用船が順調に稼働し安定収益の確保に貢献した。ポストパナマックス型及びハンディ型を中心とする不定期船隊では、市況軟化による影響はあったものの、契約貨物への投入を中心に効率的な配船と運航に努め、当初の予想を若干上回る運航採算を確保した。

内航・近海海運業では売上高は76億円(5.4%減)、営業利益は2億5700万円(前年同期比54.0%減)。既存の中長期契約に加え、船員労働時間の規制を考慮した効率配船により、安定的な収入を確保した。

通期は、売上高1380億円(2.4%減)、営業利益175億円(12.6%減)、経常利益190億円(8.9%減)、親会社に帰属する当期純利益180億円(23.0%減)を見込んでいる。

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