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NSユナイテッド海運/4~12月の売上高12.4%減、営業利益42.5%減

2024年01月31日/決算

NSユナイテッド海運が1月31日に発表した2024年3月期第3四半期決算によると、売上高1725億2000万円(前年同期比12.4%減)、営業利益172億2800万円(42.5%減)、経常利益174億7300万円(44.3%減)、親会社に帰属する当期利益141億3000万円(44.3%減)となった。

セグメント別での外航海運事業は、ドライバルクについては、中国経済の不透明感や各国の金融引き締めが市況の下押し圧力となったが、期中後半にかけて各船型で市況は改善した。ケープ型撒積船(18万重量トン型)市況は、中国の不動産不況に伴う鉄鋼原料輸送需要の鈍化懸念を受けて弱含みで推移したが、9月以降は季節要因と南米からの好調な鉄鉱石出荷を受けて市況は改善し、12月には主要5航路平均用船料が一時日建て5万ドルを上回った。

パナマックス型以下の中小型撒積船(2~8万重量トン型)についても、期中前半は大型船と同様に下落基調だったものの、8月以降は穀物出荷の改善を受け、市況が改善した。VLGC(大型LPG運搬船)については、LPGの旺盛な輸送需要に支えられ、期中を通じて市況は高水準を維持した。

このような状況下、効率運航に努めたものの、前年同期比で減収減益となった。

グループの事業構成は海上輸送業がほぼ全体を占めており、連結売上高に占める外航海運事業の割合は約9割、内航海運事業の割合は約1割となっている。

通期は、売上高2253億円(10.2%減)、営業利益204億円(37.2%減)、経常利益203億円(39.3%減)、親会社に帰属する当期利益169億円(38.8%減)を見込んでいる。

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