鴻池運輸は2月15日、海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所が同月14日に実施した「災害時の支援物資輸送実動演習」に、トラック輸送担当として協力したと発表した。
この演習は、支援物資輸送における課題の一つである関係者間のスムーズな情報共有のため、海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所が開発した災害時輸送の情報共有化プラットフォーム「緊急支援物資輸送システム」により解析された輸送経路に添って、被災地域（離島）への支援物資輸送を行うもの。
鴻池運輸は、真庭配送センター（岡山県真庭市）を支援物資集積拠点として開設し、広島県大崎上島町の避難所への支援物資輸送過程でトラック 1 台を使用し、同町内の防災備蓄倉庫（地域内輸送拠点）までの輸送を担当した。
鴻池運輸は、これまでも地震や台風などの自然災害発生時に、KONOIKE グループで行っている物流、医療、空港業務などを通じて社会インフラの緊急支援対応に取り組みつつ、緊急時対応の知見を重ねてきた。
今回の演習を通じて、新たな課題認識や知見の習得を図り、さらなる体制を整え、今後も地域社会からの安全確保要請や地域社会の災害対策・緊急支援対応に積極的に貢献していく考えだ。
