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NXHD/日本通運の重量品建設事業をNXエンジに承継

2024年02月19日/SCM・経営

NIPPON EXPRESSホールディングスは2月19日、日本通運が運営する重量品建設事業に関する権利義務を、会社分割の方法によってNXエンジニアリングに承継することについて、2月19日開催の取締役会で決議したと発表した。

NXホールディングスは、重量品建設事業の分社化について2023年4月14日から検討を進めてきたが、このたび、会社分割の方式について、日本通運を分割会社とし、NXエンジニアリングを承継会社とする吸収分割方式で実施することとした。吸収分割の効力発生日は2025年1月1日を予定している。

なお、今回の会社分割は、必要な国内外の関係当局等の許認可と、その他同会社分割に際して必要な承認の取得等を前提としている。

NXグループは、2022年1月に持株会社体制へ移行し、グループ経営の強化とグループ各事業の高度化を推進している。今回の分社化もその一環で、重量品建設事業を専門性のある事業会社とすることによって、役割と責任を明確化し、柔軟かつスピーディーな意思決定を可能にするとともに、専門性と人財を強化し、時代や顧客に求められるサービスを創出・提供することで、事業規模を拡大していくことを目的としている。

日本通運の重量品建設事業は、従来の社会・産業インフラに関する需要が継続する中、地球温暖化の社会課題に対するグローバルでの脱炭素化・クリーンエネルギーシフトに伴い、特にエネルギー分野での需要増加が見込まれており、事業の成長余地が高い一方で、計画や施工で高い専門性や技術開発力がこれまで以上に求められる。また、建設業に関わる人財獲得競争も激化する状況にある。

こうした環境下で、重量品建設事業を持続的に発展させるためには、同事業領域に特化した専門会社を設立し、高い技術力と使命感を有する人財を核とした専門家集団が、変化する顧客ニーズにタイムリーかつ絶え間なく応えていくことが不可欠であるとの判断から、重量品建設事業を分社化する。

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