商船三井は3月12日、世界最大級の鉱業会社であるリオティントと、海上輸送の脱炭素化推進で協業すると発表した。
＜協定式＞
両社は、これまでもドライバルク業界の海上輸送の安全と船員のウェルフェア向上を目指すリオティント主導のプログラムに共同で取り組んでいる。このたび、同取り組みに加えて、海上輸送の脱炭素化推進での協業にも取り組むことに合意し、両社間で包括的パートナーシップ協定を1月24日に締結した。
商船三井グループは、経営計画「BLUE ACTION 2035」で環境戦略を主要戦略の一つに位置付け、「商船三井グループ環境ビジョン2.2」では､環境負荷の低い燃料使用や運航の効率化等を通じて2050年までのネットゼロ･エミッション達成を目指している。
今回の協定締結を機に、両社は互いの経験や専門知識を生かし、効率運航、省エネ技術や代替燃料の導入検討を推進するなど、環境に配慮した資源の安全・安定輸送に向けて協業を推進するとしている。
