海運大手3社(日本郵船、商船三井、川崎汽船)は3月11~12日にかけて、それぞれが「健康経営優良法人2024(大規模法人部門)」に認定されたと発表した。
<「健康経営優良法人 2024(大規模法人部門)」認定マーク>
日本郵船は8年連続の認定。同社では、本店に診療所を設置し、産業医、専門医、保健師が常駐して健康について相談・受診できる体制を整え、疾病予防・重症化予防に取り組むとともに、健康を維持するための制度や健康増進イベントなどを通じた健康経営を積極的に推進している。
商船三井は6年連続の認定で、認定企業上位500社の「ホワイト500」に2年連続で選定された。同社では、健康経営を推進する主な取り組みとして、人事部、産業医・保健師・メンタル管理医・公認心理師からなる産業保健スタッフ、企業内診療所・鍼灸マッサージ室、健康保険組合などさまざまな関係者が連携を取りながら、海上・海外勤務を含めた全社員のフィジカル・メンタル両面での健康をサポート。また、社員の健康アンケートを基に、睡眠や食事などをテーマにした健康講座や健康チェックイベントを実施している。
川崎汽船は5年連続6回目の認定。同社では、従業員一人ひとりの健康増進を支援し、また生き生きとやりがいを持って働ける職場環境を整えていくために、会社・労働組合・産業医・健康保険組合で構成される健康管理委員会を中心として、さまざまな取り組みを続けている。
具体的には、ストレスチェックの実施とフォローアップ、年次有給休暇や7デイズ・バケーション(年度内に7日間を限度として取得できる法定外休暇)の利用促進、時間外勤務のモニタリングとフォローアップ、生活習慣病、飲酒、喫煙、ハラスメント、女性の健康、睡眠等に関するセミナーの実施などの取り組みを実施しており、これらが今回の認定にあたり評価された。