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鴻池運輸/4~12月の売上高0.5%減、営業利益22.9%増

2024年03月14日/決算

鴻池運輸が3月14日に発表した2024年3月期第3四半期決算によると、売上高2358億7500万円(前年同期比0.5%減)、営業利益132億5300万円(22.9%増)、経常利益134億5000万円(15.7%増)、親会社に帰属する四半期純利益85億5900万円(23.6%増)となった。

第3四半期連結累計期間の経営成績は、海上・航空貨物の需要減退や運賃市況等のマイナスの影響が大きく、空港関連での国際旅客便の復便等での取扱量増加、主に生産請負作業での単価アップ、大口スポット作業の継続獲得、得意先の生産回復や猛暑等による増産、エンジニアリング関連での大型案件の受注等の増収要因があったが、売上高は前年同期を0.5%下回った。

利益については、燃料価格や電気料金の高止まりがあったものの、空港関連を中心とする収益改善に加え、2022年4月にスタートした「新中期経営計画2023年3月期~2025年3月期」で基本方針に掲げた収益力の向上に継続して取り組み、適正単価の収受、業務効率化等を進めた結果、営業利益、経常利益、四半期純利益ともに2桁増となった。

各セグメントの業績は、複合ソリューション事業が売上高1519億9900万円(6.6%増)、営業利益132億6400万円(29.1%増)。

国内物流事業が売上高408億6300万円(2.7%増)、営業利益25億8600万円(2.9%増)。

国際物流事業が売上高429億9200万円(21.5%減)、営業利益23億3400万円(11.9%減)だった。

通期業績予想は、売上高3135億円(0.5%増)、営業利益164億円(23.8%増)、経常利益166億円(16.2%増)、親会社に帰属する当期純利益108億円(30.1%増)を見込んでいる。

なお、同予想については、空港関連で国際旅客便復便率が想定を上回っていることや、鉄鋼・エンジニアリング関連でスポット作業を獲得したこと等により増収が見込まれるため、前回予想から売上高を0.8%、営業利益を14.6%、経常利益を12.2%、親会社に帰属する当期純利益を20.0%引き上げている。

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